住まい

お客様に支えられ独立から20年近く経過しました。
デザイン、実務と多様に経験を積ませて頂き、皆様の求める夢と安心と現実を融合させるという事を楽しみながら実現できる年齢になってきました。
20代30代の頃と違い、がむしゃらなエネルギーは薄れてきましたが、今は一呼吸おいて求められる安全性とデザインをご提案しています。
風土に合わせ、大和の技術を次の世代に伝承し、ふる里を想う。
デザインはお客様の夢を形に。そして、日本や各地方の風土に合う国産木材。
地震大国の大和民族が伝承する技術。そして、暮らす場所がふる里。
家族の顔や家を思い出す時には心が「ふわり」となる。そんな家屋を心掛けています。

素材

住まいでは「取り替えられるもの」と「取り替えられないもの」があります。
大きく「取り替えられないもの」とは、躯体(骨組み)になります。
木造住宅の場合、ローコストを優先するのであれば、躯体は安価な輸入材か集成材がメインとなりコストを削減します
しかし、人も違った環境で育てば習慣が違うように、違う風土で育ち、約束通りの伐採や乾燥が行われているかどうか解らない木材を利用する事は慎重に対応しなければなりません。
20年も経ったら新築。ではなく、丁寧に手をかけて、ご家族の思い出が蓄積する。
クラ設計では、「躯体・造作材」共に素材を知って頂く事から始め、我が子のアトピーをきっかけに、自身も納得して自宅に使用した、国産・天然乾燥の「新月材」をお勧めしています。また、限られた予算の中で出来るだけご希望に沿う努力も致しています。
デザイン性を求めることも大切な要素ですが、一つの素材にこだわった時の素材が出す迫力も大きなデザインの要素です。

子ども

人生で一番嬉しい出来事は平凡ですが「子供が生まれた」事でした。現在では親を含めると6人家族になり、賑やかでもあり大変でもあり、な我が家です。
家を建てるきっかけの一番を占める理由は子育てです。気が付くと、あっという間に大きくなる子供達。子供の頃の6畳は非常に大きく感じるますが、成長と共に部屋の在り方も変化が生じます。また、棟上では何も無かった場所に、ある日突然自分の家が建ち上がるというのは驚きであり、一生の思い出となるはずです。そんなお子さんの成長変化を想像しながら理想の住まいを目指しています。現場には何時でもご家族で訪問して下さい。
他にも終の棲家として、ご夫婦でゆったりとした空間を望まれる方もお見えです。
年齢を重ねる毎に多くの方々の「家族」への想い、生活の在り方をゆったりとした心で捉えられます。そんな気持ちでお伺いした夢を形にしていきます。

伝統・文化

日本には建築に対する伝統や文化がたくさんあります。
例えばスカイツリーにも採用された、法隆寺五重の塔の「心柱」という地震対策の1本柱。
狭い敷地一杯に建てる「押し壁」という方法。四寸角と一寸厚の杉板で住まいを構成する「板倉造り」などに代表されるように、それぞれの地域によっても伝統技術が異なって存在しています。

畳や縁側、土間など昔ながらの空間には、日本人の生活において工夫された部分や、快適に生活する知恵が詰まっています。また、中国から伝わった家相や風水も、当時の日本の土壌や風土にあうように考え、今なお変化しながらも根付いています。
不思議な事に、ヨーロッパのように古い伝統が残っている地域と日本のデザインは溶け合う事が多く、大正時代のノスタルジックな雰囲気を醸し出します。
また屋根や壁の色使いを変えて洋風な住まいであっても、日本の伝統・文化を取り入れることは大切なことだと考えています。
日本の木の扱い方。木組みという柱を繋ぐ技術。その全ては日本という風土や伝統を理解し、愛してくれているお客様からの依頼によって育まれていきます。